本年度もみなさまのご健康とご多幸を、邦人健康サポートの会一同、心よりお祈りいたします。
2021年いきいき健康サロンでは様々なテーマに取り組んでいきたいと思いますが、新年初のいきいき健康サロンでは「明るい老後」について考えます。
現在、65歳以上人口の総人口に対する割合は日本28%、フランス20%。高齢者人口ピークと予想される2040年には日本35%、フランス31%に達すると見込まれています。自分や愛する人たちが最後までその人らしく尊厳を持って生き抜けるように、介護難民とならないように、今から自分や家族や地域で準備できることがあります。このテーマについてシリーズで、いきいき健康サロンではちょっと真面目に(今までも真面目でしたが)みなさんと楽しく学んでいければと思っております。
明るい老後シリーズ第1回目は、在フランス日本国大使館の医務官で精神科医の西田圭一郎先生に「認知症について」お話しいただきます。
☆初いきいき健康サロン「認知症について~診断、予防など~」
認知症には誰がなってもおかしくありません。医学的にどのような病気なのでしょうか。家族や知り合いが認知症になったら、どうやって接すればいいのでしょう。簡単な診断法や予防策はあるのでしょうか。認知症を正しく知って、家族や隣人を暖かく見守れる支援者になりましょう。
そして今月も体操のお兄さんこと、作業療法士の文平先生によるいきいき健康体操あります。お楽しみに!
主催者:邦人健康サポートの会 in フランス
日 時:2021年1月23日 (土曜日) 3時00分より
時間割:3時00分~3時10分「いきいき健康体操」by 國本文平先生
3時10分~4時30分 「認知症について」by 西田圭一郎先生
参加費:無 料
参加希望の方は、以下のABいずれかの方法で申し込みをお願いします。
A)下の申し込み用紙記入
B)名前、年齢、住んでいる都市名、携帯番号を明記し、kenko-support@nihonjinkai.fr 折口にメールください。
ビデオ会議アプリ ZOOM を使用します。ZOOMの操作はとても簡単です。時間になったらメールで届いた招待状の中の指定の箇所をクリックするだけです。アプリは自動的にダウンロードされます。不安な方は一緒に練習いたしましょう。
フランスに住む日本人ならどなたでも参加いただけますが、定員100人を越した場合、パリの在仏日本人会の会員を優先とさせていただきます。
西田圭一郎(にしだ けいいちろう)先生 プロフィール: 精神科医師。1977年大阪府出身。関西医科大学医学部卒業後、同大学で研修、医学博士取得。2011年よりベルン大学(スイス)でポスドク、2013年から関西医科大学精神神経科で助教、講師、病院准教授を経て、2019年8月より在フランス日本大使館医務官として勤務中。好きなことは、激しく身体を動かすこと(運動神経はたいしたことなく、持久力もないが)と、ゆっくりと過ごすこと(読書しながら昼寝したり、お酒を飲みながら音楽聞いたり)。日本老年精神医学会指導医、認知症サポート医、日本精神神経学会指導医、日本臨床神経生理学会代議員、international-pharmaco EEG memberなど。
國本文平(くにもとぶんぺい)先生 プロフィール:作業療法士/ダンサー。運動教室ビソアダラカ主宰
15 歳の時、交通事故に合いリハビリのためにバレエを始める。2011年、フランス国立コンテンポラリーダンス大学にフランス外務省より招聘留学。帰国後、広島大学医学部で作業療法士免許取得。文化庁新進芸術家海外研修生 2016-2018、ポーラ美術振興財団在外研修員 2018-2019 として再度渡仏し創作や医学の研究をパリ大学医学部などで深める。作業療法士として、またダンサーとして医学と芸術を舞台やワークショップにおいて融合させ、より良い心身の在り方を探求している。周産期医学より生まれたフランスの骨盤底筋群の運動療法 ガスケアプローチ“骨盤底筋群”“破壊行為を伴わない腹筋運動”“呼吸” の3つの指導者資格をInstitut de Gasquet, Parisにて取得。