フランスでは「プシィ」(psy) に会いに行くということが広まって来ています。
しかし、「プシィ」とは色々なことを意味します。このページでは、それらの違いを簡単に説明してみたいと思います。

プシキャートル (psychiatre)精神科医です。
精神分野を専門とする医師として精神障害や依存症などを診断します。
たくさんいる「プシィ」の中で、唯一薬の処方や、certificat médical (セルティフィカ。メディカル:診断書)や、arrêt de travail (アレ・ドゥ・トラバイユ:一時休職申請書)等を出せる立場です。フランスの国民健康保険(セキュリテ・ソシアル:sécurité sociale) がきく場合があります。

プシコローグ(psychologue)心理士です。
大学や私立の学校で最低5年間の勉強をしています。
一番の仕事道具は話の聞き方です。話をじっくり、批判をせずにききます。
一般的に知られていて、相談にのるのは臨床心理士 (psychologue clinicien)です。
精神科医と同様に精神病理学の知識を持っています。
来られた方の話を聞き、悩みや苦しみを受けとめます。話の内容を分析派や認知行動派などの理論に基づき理解し考えていきます。
目的は悩みや苦しみを理解し、新たな精神バランスをみつけることです。
必要であれば、心理テストなども行います。
民間健康保険(mutuelle)がきくことがあります。

プシコテラプット (psychothérapeute)心理療法士セラピストです。
精神病理学の知識を持ち、現場での経験を持っています。
流派(分析派、認知行動派など)に基づくセラピーのテクニシャンです。
臨床心理士は心理療法士としての教育も受けています。
他には医者や看護師、精神分析士などの方も心理療法士としての資格を得ることができます。

プシカナリスト (psychanalyste) 精神分析士です。
創設者であるフロイトが考えた分析理論などを元に、無意識な部分に興味を持ち、精神を探ります。クライアントは思いつくままに自由に話をします。
基本的には、クライアントはソファーに横になり、精神分析士が見えない状態でセッションを行います。

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